技術者の、短い食べ歩き記録。AJI TO KOTOWARI
味と理と。あじと、ことわりと。

栃木県・宇都宮市 · びふてき洋食 存じやす

重さを押し出し、軽さを残すタレ

ステーキ · 78点

78
味・香り・食感・余韻324/5・40点満点
仕上がり・火入れ・温度・まとまり123/5・20点満点
店らしさ・この一皿ならでは105/5・10点満点
納得・支払った範囲とのつり合い84/5・10点満点
偏愛・理屈を離れた、自分の好き164/5・20点満点
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ステーキ

ひと口の入口と出口で、印象が反転する。びふてき洋食 存じやすのステーキで強く残ったのは、地元の名物として知られるタレの不思議さだった。

ステーキ

口に含んだ直後は、肉の重厚さをぐっと押し出すガッツリした印象。それでいて酸味が後味を軽くし、自然と次のひと口へ向かわせる。力強さと軽やかさは相反するようで、このタレの中ではひと続きになっている。

宇都宮へ遊びに来る友人がいたら、連れて行きたい店のひとつ。今回はステーキを軸にしたが、実は一番の魅力だと思っているのはアラカルトだ。入口と出口で表情を変えるタレのように、この老舗にはまだ別の顔がある。その話は、また次回に。